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平成28年3月12日(土)-13日(日)大妻女子大学多摩キャンパスを会場に開催された ジョブコーチネットワーク会議に参加しました。 毎年開催されていて、全国から障害者の就労・雇用を支える人たちが集まります。同時にいくつも開催される魅力的な実践報告やワークショップのなかから、1日目はマッチングシートについての講座を、2日目はアセスメントについての講座を選び参加しました。

アセスメントについてのシンポジウムでは、就労支援プロセスの起点としてのアセスメントが話題にあがりました。精神や高次脳機能障害の就労支援は、当事者が主治医に話す「働きたい」という言葉から出発することが多いが、医療機関は職場のことや支援機関のことをよく知らないために、マッチングのための企業アセスメントと当事者のアセスメントがなされないまま職場に戻ったり新規就労となったりして、会社が困ってしまう現状があるという話が印象的でした。登壇された精神科クリニックの心理士は、環境のアセスメントや体験の提供、行動観察、環境との相互作用の評価は医療機関ではできないことであり、医療機関はそのことを知ることが大事で、もっと就労支援機関につなぐ必要性を感じなければ、と話していました。医療機関からパスをうける側であり、企業へ送り出す側である就労支援機関のスタッフとして、アセスメントをすることの大切さを改めて感じました。