平成28年2月4日(木)18:30〜20:30 廿日市市総合健康福祉センターあいプラザにて、廿日市市主催、サポートネットひろしま共催で 講演会「高次脳機能障害のリハビリテーション 当事者・家族・周りの人にできること」が開催されました。参加者は約80名。平日の夜でしたが、たくさんの方の参加がありました。
講師は、西広島リハビリテーション病院院長 岡本隆嗣先生。動画や脳の画像をたくさん用いたスライドで高次脳機能障害の症状についての説明の後、高次脳機能障害の診断に使う神経心理学検査をいくつか紹介してくださいました。先生が1回手を叩いたら皆さんは2回叩く、先生が2回叩いたら皆さんは叩かないという指示に従うテストを実際にやってみる場面では、前頭葉の抑制機能が働くことを実感できました。
「自己の欠損について理解し、欠損の補填戦略を使ってできるだけスムーズな日常生活を送ることができるよう戦略を習慣化するまで訓練する必要がある」というアメリカの心理学者の
言葉を紹介して、自分は記憶障害があると自覚することでメモを使うという補填戦略を使おうと思うことができる、とお話しされました。
最後にサポートネットひろしま理事長の濵田から、家族相談会や冊子の紹介しました。