平成27年6月7日(日)13:00〜16:30
広島市中区地域福祉センターで講演会を開催しました。135名の参加がありました。
第1部 は、 渡邉 修 先生による講演でした。
(東京慈恵会医科大学附属第三病院リハビリテーション医学講座 教授)
渡邉修先生は、実践に基づくお話しで、大変わかりやすかったです。目に見えにくい高次脳機能障害を、どういう立場の人が聞いても合点がいく講義でした。周囲の理解、みんなが上手にまとめていくことによって、傷は治らないけど、『良くなる』回復する障害だと力説されました。そのためには、地域をベースに、医療から地域につなぐリハビリテーションが必要であると、先生自ら地域の勉強会に参加され、環境づくりに取り組んでおられるそうです。当事者家族にはなんとも心強く、支援者には先生の積極的な姿勢が心に響きました。
第2部 は、 石川 篤先生による講演でした。
(東京慈恵会医科大学附属第三病院 リハビリテーション科 作業療法士)
作業療法士の石川先生、卒直に感じたのは、石川先生のようなリハビリの先生が身近にいてくれるといいなということです。患者さんや取り巻く環境を『しっかり捉える 』ことが重要と言う石川先生は、必要なら、病院の外にも足を運ぶフットワークの軽さと、それが難しければ出来る所につなぐという柔軟な発想です。先生曰く、「アイデアっていろんな所に転がっていて、それを僕らが掴んでいくことだと思うんです」とのこと。紹介された事例のどれもが方難しくなく、むしろ楽しそうにさえ感じられたのは、先生が患者さんや家族の目線に立ったリハビリを実践されているからでしょうか。
渡邉先生、石川先生 お二人が言われていた『Face to Faceの連携』 今日の講演会で一番印象に残ったキーワードでした。
最後に…本日、総会、講演会を無事終了することができました。
講師の渡邉先生、石川先生、座長の村田先生、お手伝いくださったご家族の皆様、会場にお越しくださった皆様、ありがとうございました。