2017年1月28日(土)ビューポートくれにて勉強会「高次脳機能障害を生きる」-ひとりで暮らすこと、働くことーを開催しました。
息子さんが交通事故に遭われてもうすぐ6年になるという、内田幸雄さん、睦子さんのお話に、約40名が耳を傾けました。太田川学園相談支援事業所の上谷さんには、一人暮らしの生活相談に乗ってくれる窓口があることを紹介していただきました。メープル法律事務所の甲斐野弁護士からは、交通事故後の補償をきちんともらうためには通常4年程度かかることや、スムーズに進めるために事故から早い段階で依頼することがよいとお話がありました。就労するときに配慮してもらったこと、就労支援をする機関があるということや、年金や手帳、失業保険の手続きについての解説もあり、内容の濃い時間となりました。
内田さんはまとめとして、
①「まな板の上の鯉」本人と離れて住んでいて、親ができることは限られていたので、障害をオープンにしてどこかに頼ることを考えた。他者に助けてもらうことが大事。
②「最後は家族が責任を持つ」子供が少しでも潤いのある人生を送るため、次々と出てくる問題に対して家族が判断する覚悟がないといけない
③「焦らない」本人が納得していけるところを焦らず見つけていこう という3点を挙げてくださいました。
12月に東広島でも同じ内容で開催しましたが、今回は当事者のご家族には前の方の席に座っていただいたことにより、たくさんの質問をふくめた活発なやり取りが生まれました。参加してくださった医療機関の方からも、退院した後の生活が続くことを意識して病院の中でかかわっていきたいという感想をいただきました。
今年度恒例となった、マジックショーにもたくさんの拍手をいただきました。
ありがとうございました。